「皇室の茶坊主」 小川金男 河西秀哉

皇室の茶坊主: 下級役人がみた明治・大正の「宮廷」 作者:小川 金男 創元社 Amazon 図書館に最近入荷されて紹介があったので最近書かれた本かと思ったら 明治時代から皇室に仕えていた仕人のエッセイ。 どちらかというと明治大正時代の皇室の話が主だ。 乃木…

映画「正欲」 

netflixで見る。 斎藤潤君が出ているというので興味を持った。 世間に馴染めないで孤独を感じている人間たちが理解者を見つけて 生きる希望を持とうとする映画なのだが見ていてちょっと辛い気持ちになる。 今の時代はそれでもネットがあるから繋がれるように…

「新聞記者」

【新聞記者ドラマ版+映画版】米倉涼子/綾野剛出演 Blu-ray BOX OSBELE Amazon ネトフリでこのドラマを見る。 桃李の映画版も見たのだが扱っている事件も違うらしく内容も今に近い(コロナとか) ドキュメンタリーではないので全てが真実ではないのだが現実の…

「経済で読み解く地政学」 上念司

経済で読み解く地政学 ノーブランド品 Amazon 読んでいると本ではなくネットの記事を読んでいるように感じるような なかなか過激と感じる内容だった。 地政学とはgeopoliticsということなら政治が絡むのは当然と言えば当然だが。 「ロシアのナラティブを信じ…

「離婚しようよ」

「離婚しようよ」 日本語字幕 全9話 松坂桃李/仲里依紗 CLTTV Amazon ネットフリックスで見たがすごく面白い。 コメディとしても面白いしお仕事ドラマとしてもラブストーリーとしても楽しめる。 クドカンと大石静の共同作らしいがどうやって書いているのかと…

「中尊寺金色堂」東京国立博物館

何だかすごく混んでいる。他の日に来たら外まで並び40分待ちだったので その時は諦めた。通常東博の小さい展示場ではここまで並ばないので驚いた。 Xでも混み状況とポストするアカウントがあるほどだった。 そんなにみんな見たいの? 4時過ぎに行って外の待…

「磯田道史と日本史を語ろう」 磯田道史

磯田道史と日本史を語ろう (文春新書) 作者:磯田 道史 文藝春秋 Amazon 思いがえず対談集ばかり続いてしまった。 こちらは磯田道史が阿川佐和子、杏、堺屋太一、浅田次郎、養老孟司、半藤一利など さまざまなジャンルの人と歴史について語る 信長がどれだけ…

「天皇愛 ラブストーリー」 辛酸なめ子 堀江宏樹

天皇愛 一冊でわかる歴代天皇、その愛の軌跡 (;) 作者:辛酸 なめ子,堀江 宏樹 実業之日本社 Amazon サブタイトルには「一冊でわかる歴代天皇、その愛の軌跡」とあるように 歴代の帝、天皇達の愛の歴史を描く。 対談形式ですすむのだが神話の時代、古代、中世…

「闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由」 ジェーン・スー

闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由 (文春e-book) 作者:ジェーン・スー 文藝春秋 Amazon 対談集なのだが軽い読み物だろうと手に取ったら なかなか読み応えのあるすごく興味深い内容満載で いい意味で驚いた。スーの深い洞察のなせる技? 大草直子さんは「…

「ベートーヴェン捏造」 かげはら史帆

ベートーヴェン捏造 作者:かげはら史帆 柏書房 Amazon 宮部みゆきも推薦していたらしく興味を持った。 ベートーヴェンの今のイメージは自伝を書いたシンドラーによる 捏造があった? 歴史ノンフィクションらしい。 なかなかせこいシンドラーの様子がこれでも…

映画「最後まで行く」

藤井道人監督の作品。 岡田准一が行けてない刑事役で事件に巻き込まれ自分も事件をおこし ずっと逃げ回る。最後までハラハラな展開だ。 綾野剛が監査官の役なのだが暴力的でこっちも怖い。 でも結婚式の衣装がスタイルのいい彼にやたらと似合い眼福。 スーツ…

「パレード」

ネットフリックスで藤井道人監督の「パレード」をみる。 この世に心を残した死人たちのファンタジー。 WOWOWドラマで「オレは死んじまったぜ」と内容がかぶる感じ。 こちらはテーマ曲もオラは死んじまっただをポップに編曲したカバーで ドラマの内容的にもす…

「幽☆遊☆白書」

漫画原作があるのは知っていたがタイトルの字面から 子供向け妖怪漫画かと思っていたがそれなりに楽しめた。 吾郎ちゃんの悪役も不気味でgood 戸愚呂弟をなぜ綾野剛がやるのかと思ったが 最後まで見たら辛い過去がありなるほどと納得。 梶芽衣子が昔に一緒に…

「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館蔵」 東京都美術館

雨が降っている平日だから少しは空いているかと思ったが やはり混んでいる。きっと週末よりはずっとマシなんだろうが。 最近はどこに行っても混んでいて疲れる。 面白い作品もあったのだが何となくスピードアップで流し見をしてしまった。 アメリカの印象派…

「合う」のメカニズムを科学する 影響し合う「あなた」と「わたし」の心理学 阪口幸駿/富田健太

「合う」のメカニズムを科学する:影響し合う「あなた」と「わたし」の心理学 ミネルヴァ書房 Amazon 内容は柔らかそうなのに意外に科学している本。 「合う」をテーマに複数の学者が各章を書いている。 赤ちゃんの視力は生まれてすぐには0.02程度しかないと…

映画「ショコラ」

ショコラ [Blu-ray] ジュリエット・ビノシュ Amazon ジュリエット・ビノシュが綺麗で色っぽい。 市長の秘書をやっている女性はおしゃれだったが基本的に 村の女性たちは色も地味で冴えない格好、靴も黒だがその中でビノシュは カラフルで赤のパンプスを履い…

「猿若祭二月大歌舞伎」 歌舞伎座

「僕らの時代」に七之助が出ていてこの歌舞伎公演を知り仁左衛門さんが お出になるので急に思い立って見にいくことにした。 今回のお目当ては「籠釣瓶花街酔醒」 勘九郎は本当に父親そっくりの声と芝居で錯覚しそうになるほどだ。 そして仁左衛門さんの見目…

「新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない」

新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない 作者:ジェーン・スー,高橋芳朗 ポプラ社 Amazon ジェーン•スーと高橋芳朗によるラブコメ映画対談なのだが、視点もフェアで観察も鋭く面白い。アメリカのカルチャーにも通じている…

「才女の運命 男たちの名声の陰で」 インゲ・シュテファン

才女の運命 作者:インゲ・シュテファン フィルムアート社 Amazon 有名な男性の陰で生きた女性達の物語なのだがみんな才能もあり ただの良妻賢母タイプでもない。男達も賢しくなく優しい女性を 好ましく思う一方で自分のインスピレーションを湧き起こしてくれ…

映画「カラオケ行こ!」 TOHO CINEMAS六本木

野木さんの脚本なので安心してみることができる。 原作は読まずに見にいったので展開を知らず色々と楽しむことができた。 狂児は剛ではないという意見もみたが漫画の絵をみると言われていることはわかる。 何となく昔の大沢たかおとかのイメージ。誰かが長瀬…

「決めれば、叶う。」 Honami 浅見帆帆子

決めれば、叶う。 KADOKAWA Amazon 吉本ばななのエッセイを読んでいて興味を持った浅見帆帆子の本。 思いつくことは叶えられることという考えは最近読んだ「お金の学校」と 同じようなことを言っている。 叶えるステップとしては自分の望みをそうなるとはっ…

「お金の学校」 坂口恭平

お金の学校 作者:坂口恭平 晶文社 Amazon 元々はnoteで発表していたものを本にまとめたものだ。 お金についての話なのだが、倫理観の強い人などは読んでいて「ん?」と なりそうなところもありかなりぶっちゃけと感じたが これが支持されるのだろう。 お金が…

「QUITTINGやめる力 最良の人生戦略」 ジュリア・ケラー

QUITTING やめる力 最良の人生戦略 (日本経済新聞出版) 作者:ジュリア・ケラー 日経BP Amazon アメリカでも何かをやめるのは敗者、最後までやり遂げろという文化がよしと されるというのは少し意外だったが日本以上にプレッシャーがあるのかもしれない。 著…

「みちのく いとしい仏たち」 東京ステーションギャラリー

ステーションギャラリーに「みちのく いとしい仏たち」を見に行く。素朴な作りの東北の民間仏の展覧会。思った以上に素朴で拙い印象だ。あまりに拙く縄文時代あたりのものかと思うほど。(今回は江戸時代のものが多かった) その分可愛らしさやいじらしさが増…

映画「ウォンカとチョコレート工場の始まり」TOHO CINEMAS日比谷お

すごく久しぶりに映画館に来た。 ジョニデ版も見たのだがいまいちよく覚えていないので 他の人のように思い入れがないせいかとても楽しめた。 ティモシー・シャラメがカッコよく愛らしく歌も踊りもうまい! 孤児のヌードルもめちゃ歌が上手い。 ヒュー・グラ…

「大富豪アニキの教え」  丸尾孝俊

大富豪アニキの教え 作者:兄貴(丸尾孝俊) ダイヤモンド社 Amazon 吉本ばななのエッセイで名前を知って興味を持つ。 無一文から大富豪になったという彼の人生訓を学べる。 日本人のダメリーマンの聞き話になっていたのだが このスタイルで彼自身が書いたよ…

「永遠の都ローマ展」 東京都美術館

天気も良く公園を歩いていても気持ちいい。 銀杏並木が美しい。 ローマ展はやはり大理石の彫刻が素晴らしい。 でも少し消化不良かな?

「ゴッホと静止画」 SOMPO美術館 

なんと今時時間予約制だったがそこまで混んでいなかったので入れてもらえたがやはりここはなぜかいつも混んでいるんだなぁ。 最初の頃の作品は写実的でいわゆるゴッホという感じがしないものも。 「髑髏」などは雰囲気があった。 花の絵も多々あったのだが花…

「赤と青のガウン」 彬子女王

赤と青のガウン オックスフォード留学記 作者:彬子女王 PHP研究所 Amazon 彬子様のオックスフォード留学期なのだがとても心優しい素直な若い女性で とても好感が持てる。また宮家の日常も垣間見れてそれも興味深い。 お出かけは必ずお供を連れなくてはいけな…

「日本画の棲み家 床の間芸術を考える」泉屋博古館東京

明治に西洋文化が到来し座敷や床の間を棲み家とした日本絵画を展覧会場へ住み替えさせたという。住友春翠の家の図が最初に出てくるが広大な家。茶室もあるし表書院、裏書院も。 床の間に四季折々にかけられた絵というのは風情がある。そして彼の兄は西園寺公…