芸術

「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館蔵」 東京都美術館

雨が降っている平日だから少しは空いているかと思ったが やはり混んでいる。きっと週末よりはずっとマシなんだろうが。 最近はどこに行っても混んでいて疲れる。 面白い作品もあったのだが何となくスピードアップで流し見をしてしまった。 アメリカの印象派…

「みちのく いとしい仏たち」 東京ステーションギャラリー

ステーションギャラリーに「みちのく いとしい仏たち」を見に行く。素朴な作りの東北の民間仏の展覧会。思った以上に素朴で拙い印象だ。あまりに拙く縄文時代あたりのものかと思うほど。(今回は江戸時代のものが多かった) その分可愛らしさやいじらしさが増…

「永遠の都ローマ展」 東京都美術館

天気も良く公園を歩いていても気持ちいい。 銀杏並木が美しい。 ローマ展はやはり大理石の彫刻が素晴らしい。 でも少し消化不良かな?

「ゴッホと静止画」 SOMPO美術館 

なんと今時時間予約制だったがそこまで混んでいなかったので入れてもらえたがやはりここはなぜかいつも混んでいるんだなぁ。 最初の頃の作品は写実的でいわゆるゴッホという感じがしないものも。 「髑髏」などは雰囲気があった。 花の絵も多々あったのだが花…

「日本画の棲み家 床の間芸術を考える」泉屋博古館東京

明治に西洋文化が到来し座敷や床の間を棲み家とした日本絵画を展覧会場へ住み替えさせたという。住友春翠の家の図が最初に出てくるが広大な家。茶室もあるし表書院、裏書院も。 床の間に四季折々にかけられた絵というのは風情がある。そして彼の兄は西園寺公…

「やまと絵 受け継がれる王朝の美」 東京国立博物館

上野公園は木々が色付きまるでリュクサンブール公園のような おしゃれな様子だった。そしてトーハクへ。 「やまと絵」展は土日祝祭日は予約が必要とのことで予約していく。 やはり中は混んでいる。あまり混雑しているとみる気が失せるが。 最初に出てきた「…

「日本画 聖地巡礼」 山種美術館

このところ山種美術館皆勤賞なので毎度お馴染みの絵が多い。 横山大観の飛瀑華厳はシンプルな墨絵で構図もよく迫力がある。塩出英雄の積翠宝塔は子供絵のような絵が返って明るく面白い。横山操の蒲原落雁は暗く寒く静かすぎる林の絵がシベリアのような孤独を…

「モネ 連作の情景」 上野の森美術館

睡蓮ばかりじゃないモネの連作が見られる。 色も明るく美しく地中海の海の色も見事。 晩年ほど輪郭を曖昧にして色と明かりで仕上げるような絵ではなく 私好みの絵も多数あったのだがいかんせん混雑がひどい。 あまりに混んでいてゆっくり見れない。 みんなそ…

「京都・南山城の仏像」東京国立博物館

天気のいい日で10月末なのに昼間は薄着でいい感じ。 小さい部屋での展示だったが面白い展覧会だった。 阿弥陀如来立像は快慶の弟子行快の作品とされ 優美なお顔と流れる衣の線など綺麗な細工で さすが快慶一家。 十一面観音の頭のお顔は笑顔、怒り顔などさま…

「春陽会誕生100年 それぞれの闘い」 東京ステーションギャラリー

電車の中で今日はどこに行こうか考えて急にこれに行ってみようと思い来たが よかった。 かなり前から電車の広告などでポスタービジュアルになっている岡鹿之助の「魚」など あまり興味を惹かれないと思ったが実際見てみると面白かった。 梅原龍三郎の「カン…

「美人画 麗しきキモノ」 太田記念美術館

キモノの柄や美しさにフォーカスした美人画展。 私が気に入ったのは歌麿の作品。 タイトルを忘れてしまったが遊女が帰る旦那の羽織を 持っている絵。その羽織は裏側にいかつい達磨が描いてある。 見えないおしゃれの粋を感じさせる。 そういえばイギリスの紳…

「日本画に挑んだ精鋭たち」山種美術館

山種美術館に一番きているかも。 今回も面白かったが、自分でネットで繋ぐ音声ガイドがやはりうまくいかない。 ぶつぶつ切れるんだけど私だけ? 結城素明の巴里風俗 ルーブル美術館は綺麗なパステルカラーでおしゃれ。 山本丘人の「入る日(異郷落日)」もよか…

「虫めづる日本の人々」 サントリー美術館

アメリカでは世間にパンプキンフレーバーが増えてきたら秋を感じるらしいが それは日本では栗だとデパ地下でしみじみ感じた。 テート展の切符を見せたら100円引きになったサントリー美術館。 虫なんてと最初は興味なかったのだが若冲の絵に興味を持つ。 しか…

「テート美術館展 光」国立新美術館

光をテーマにテートの展覧会なのだが現代アートも多く ちょっと躊躇われたが食わず嫌いかもと行くことにした。 やはりジョン・ブレットの「ドーセットシャーの崖からみるイギリス海峡」は メインビジュアルにもなっており海面の煌めきや光の注ぐ様子、 色合…

「小林古径と速水御舟 画壇を揺るがした二人の天才」 山種美術館

生誕140年記念とのこと。 山種は今年一番来ている美術館かも。 太田記念美術館との相互割引で百円引きになった。 日本画は丁寧に描かれている印象。 古径の猿曳は二枚に分けて猿と猿回しがシンプルな線と構図で 描かれていていい。 古径の「不二」も簡易な線…

ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画 太田記念美術館

太田記念美術館でポール・ジャクレーの展覧会を見る。 フランス人で子供の頃に来日しその後日本画を学ぶ。 終生日本で暮らして様々な国の風俗と人を新版画で描いた。 ミクロネシアが近かったせいかそのあたりを描いたものも多いし 韓国の民族衣装や満州族の…

「ジョルジュ・ルオー かたち、色、ハーモニー」 パナソニック汐留美術館

汐留のパナソニック美術館に行って、ルオーを見る。 ここは以前に来たことがあったが新橋からの行き方は簡単だった。 汐留は港区、新橋も港区というのがまるで中央区かという銀座との距離なのに なんとなく違和感。 そしてここに来ると目の前に巨大な電通ビ…

「東福寺」 東京国立博物館

久しぶりの東博だ。上野の桜は7分咲きくらいか。この敷地にも美しい花が。 目的は「東福寺」展だ。 禅寺の巨刹らしい。京都で前を通りかかったかな?思い出せないが・ 主にお坊さんの姿を描いたものが多く、伝説の絵仏師明兆の収蔵品も展示。 禅のお坊さん…

「北斎かける百人一首」すみだ北斎美術館

初めて行った北斎美術館。両国駅から十分位で行ける。場所が両国だけに コンビニにお相撲さんがいたりする。 美術館は外観がなかなかモダンで入り口がわかりづらかった。 一月誕生日の人は割引になるらしくラッキーだった私。 今回は百人一首をテーマにその…

「雪松図と吉祥づくし 幸せ運ぶ アートの宝船」 三井記念美術館

久しぶりに訪れたこの美術館。 東京駅から歩いたが駅の中はごった返している。 美術館裏にある日銀は古くて堂々とした西洋建築で散歩していても楽しい。 美術館入り口にはもう正月飾りがあった。 三井家の宝物が展示されている。 北三井家とか室町三井家、新…

「日本の風景を描く ー歌川広重から田渕俊夫までー」 山種美術館

日本の風景を描いたものを集めた。 見ていて私は雪の風景が好きと思う。 それは暗い空の雪でもすっかり晴れ上がった真っ青な空に白が光る絵でも。 山本丘人の「雪に立つ樹」などもよかった。東山魁夷の「白い嶺」も綺麗だったが 「白い壁」もシンプルでずっ…

「小山実稚恵ピアノリサイタル 最愛なるシューベルト」 オーチャードホール

久しぶりにオーチャードホールにて小山実稚恵さんのリサイタルに行く。 今回はオールシューベルトプログラムだった。 楽興の時 D780 作品94 即興曲D899 作品90 即興曲D935 作品142より ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調D960 今だコロナの影響でマスク着用、私…

「ヴァロットン 白と黒展」 三菱一号館美術館

大好きなヴァロットン展。サブタイトルには「掘り出されたのは、人間のドラマ」とある。 普通の絵画もあるのだがやはり圧倒的に版画が素敵だ。 館内も光のアートがおしゃれで暖炉の上に蝋燭の陰絵とそれにじゃらつく猫の影絵が あったり屋根に猫の足跡の影が…

「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」 国立西洋美術館

いかにもピカソな絵ももちろんあるがこんな絵も描くのかというものもあり。 「ミノタウロマキア」というエッチングはすごく幻想的で童話のようでもあり 綺麗な絵だった。 「緑色のマニキュアをつけたドラ・マール」もキュービズムの絵なのだが すごく理知的…

「ガブリエル・シャネル展 MANIFESTR DE MODE」 三菱一号館美術館

ファッションだけなら興味ないと思っていたがtwitterで好評だったので行くことにした。 客層はいつもの美術館よりファッション関係が多い印象。若い人もいかにもファッションを勉強している風の男の子がいたり。 あらかじめ「おしゃれをしてイアホン持参」と…

K BALLET COMPANY 「カルメン」  オーチャードホール

友人に誘われ久しぶりにバレエを見た。 それほど期待していたわけではないのだが、すごく面白くて楽しかった。 やはり私は話を楽しむタイプのバレエが好きだ。 カルメンは音楽もすごく有名な曲が多いので、気分も上がる。 ストーリーはほぼわからない(ドン…

「特別展 超絶技巧!明治工芸の粋 トークイベント」 野村コンファレンスプラザ

明治学院大学教授の山下裕二先生と井浦新さんのトークイベントに 行ってきた。 1時間半のスライドを見ながらのトークショーだったが、あっという間だった。 山下先生の話を聞いているとますます美術に興味がわき、楽しいし、 彼は現代の作家たちにもきちん…

「ねこ・猫・ネコ」 松濤美術館

改装した松涛美術館。以前も来たことがあったが、こんなにおしゃれな建築 だっただろうか? 内装もとても素敵。 中央が吹き抜けになっていて噴水が見えて楽しい。 猫をテーマに絵画、彫刻などを集めた展覧会。 漱石や岡本一平の絵などもあった。朝倉文夫の彫…

「葛飾応為 『吉原格子先之図』 光と影の美」 太田記念美術館

この美術館は知っていたが初めて入った。 下駄箱が入口に並び、そこに本日は土足でどうぞと張り紙があったので いつもは靴を抜いでいるようだ。 建物もかなり古い様子で、照明も薄暗くしているためかより一層の古さを 感じる。 葛飾応為は北斎の娘でかなり才…

蜷川実花写真展 LUCKY STAR NINAGAWA MEN&WOMEN

蜷川実花の写真展が表参道ヒルズであり、行ってきた。 今日は最終日でしかもこの展示会は無料なため、ものすごい混みようだった。 たくさんのスターたちのポートレートがあって、興味深いのだが 作品の出来不出来や好き嫌いはあるが、矢沢永吉などはフォトジ…