美術

「中尊寺金色堂」東京国立博物館

何だかすごく混んでいる。他の日に来たら外まで並び40分待ちだったので その時は諦めた。通常東博の小さい展示場ではここまで並ばないので驚いた。 Xでも混み状況とポストするアカウントがあるほどだった。 そんなにみんな見たいの? 4時過ぎに行って外の待…

「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館蔵」 東京都美術館

雨が降っている平日だから少しは空いているかと思ったが やはり混んでいる。きっと週末よりはずっとマシなんだろうが。 最近はどこに行っても混んでいて疲れる。 面白い作品もあったのだが何となくスピードアップで流し見をしてしまった。 アメリカの印象派…

「みちのく いとしい仏たち」 東京ステーションギャラリー

ステーションギャラリーに「みちのく いとしい仏たち」を見に行く。素朴な作りの東北の民間仏の展覧会。思った以上に素朴で拙い印象だ。あまりに拙く縄文時代あたりのものかと思うほど。(今回は江戸時代のものが多かった) その分可愛らしさやいじらしさが増…

「永遠の都ローマ展」 東京都美術館

天気も良く公園を歩いていても気持ちいい。 銀杏並木が美しい。 ローマ展はやはり大理石の彫刻が素晴らしい。 でも少し消化不良かな?

「ゴッホと静止画」 SOMPO美術館 

なんと今時時間予約制だったがそこまで混んでいなかったので入れてもらえたがやはりここはなぜかいつも混んでいるんだなぁ。 最初の頃の作品は写実的でいわゆるゴッホという感じがしないものも。 「髑髏」などは雰囲気があった。 花の絵も多々あったのだが花…

「日本画の棲み家 床の間芸術を考える」泉屋博古館東京

明治に西洋文化が到来し座敷や床の間を棲み家とした日本絵画を展覧会場へ住み替えさせたという。住友春翠の家の図が最初に出てくるが広大な家。茶室もあるし表書院、裏書院も。 床の間に四季折々にかけられた絵というのは風情がある。そして彼の兄は西園寺公…

「やまと絵 受け継がれる王朝の美」 東京国立博物館

上野公園は木々が色付きまるでリュクサンブール公園のような おしゃれな様子だった。そしてトーハクへ。 「やまと絵」展は土日祝祭日は予約が必要とのことで予約していく。 やはり中は混んでいる。あまり混雑しているとみる気が失せるが。 最初に出てきた「…

「日本画 聖地巡礼」 山種美術館

このところ山種美術館皆勤賞なので毎度お馴染みの絵が多い。 横山大観の飛瀑華厳はシンプルな墨絵で構図もよく迫力がある。塩出英雄の積翠宝塔は子供絵のような絵が返って明るく面白い。横山操の蒲原落雁は暗く寒く静かすぎる林の絵がシベリアのような孤独を…

「モネ 連作の情景」 上野の森美術館

睡蓮ばかりじゃないモネの連作が見られる。 色も明るく美しく地中海の海の色も見事。 晩年ほど輪郭を曖昧にして色と明かりで仕上げるような絵ではなく 私好みの絵も多数あったのだがいかんせん混雑がひどい。 あまりに混んでいてゆっくり見れない。 みんなそ…

「京都・南山城の仏像」東京国立博物館

天気のいい日で10月末なのに昼間は薄着でいい感じ。 小さい部屋での展示だったが面白い展覧会だった。 阿弥陀如来立像は快慶の弟子行快の作品とされ 優美なお顔と流れる衣の線など綺麗な細工で さすが快慶一家。 十一面観音の頭のお顔は笑顔、怒り顔などさま…

「春陽会誕生100年 それぞれの闘い」 東京ステーションギャラリー

電車の中で今日はどこに行こうか考えて急にこれに行ってみようと思い来たが よかった。 かなり前から電車の広告などでポスタービジュアルになっている岡鹿之助の「魚」など あまり興味を惹かれないと思ったが実際見てみると面白かった。 梅原龍三郎の「カン…

「美人画 麗しきキモノ」 太田記念美術館

キモノの柄や美しさにフォーカスした美人画展。 私が気に入ったのは歌麿の作品。 タイトルを忘れてしまったが遊女が帰る旦那の羽織を 持っている絵。その羽織は裏側にいかつい達磨が描いてある。 見えないおしゃれの粋を感じさせる。 そういえばイギリスの紳…

「日本画に挑んだ精鋭たち」山種美術館

山種美術館に一番きているかも。 今回も面白かったが、自分でネットで繋ぐ音声ガイドがやはりうまくいかない。 ぶつぶつ切れるんだけど私だけ? 結城素明の巴里風俗 ルーブル美術館は綺麗なパステルカラーでおしゃれ。 山本丘人の「入る日(異郷落日)」もよか…

「虫めづる日本の人々」 サントリー美術館

アメリカでは世間にパンプキンフレーバーが増えてきたら秋を感じるらしいが それは日本では栗だとデパ地下でしみじみ感じた。 テート展の切符を見せたら100円引きになったサントリー美術館。 虫なんてと最初は興味なかったのだが若冲の絵に興味を持つ。 しか…

「歌川広重 山と海を旅する」太田記念美術館

今歌川広重のことを書いている本を読んでいる。 まだ読み終わっていないが彼の風景画との関係性などは知っていた。 フィクションだろうからある程度脚色しているのだろうが。 展示物で他人の絵を元に描いている絵が複数あったが本の中では 版元にそれを勧め…

「テート美術館展 光」国立新美術館

光をテーマにテートの展覧会なのだが現代アートも多く ちょっと躊躇われたが食わず嫌いかもと行くことにした。 やはりジョン・ブレットの「ドーセットシャーの崖からみるイギリス海峡」は メインビジュアルにもなっており海面の煌めきや光の注ぐ様子、 色合…

ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画 太田記念美術館

太田記念美術館でポール・ジャクレーの展覧会を見る。 フランス人で子供の頃に来日しその後日本画を学ぶ。 終生日本で暮らして様々な国の風俗と人を新版画で描いた。 ミクロネシアが近かったせいかそのあたりを描いたものも多いし 韓国の民族衣装や満州族の…

「マティス展」 東京都美術館

20年ぶり待望の大回顧展と銘打って開催された展覧会。 今日は終日台風のような強風が続いた。 彼の初期の作品などはいわゆるマティス風ではなく普通の学生らしい絵だったり セザンヌ風や点描画、ピカソ風など本人的には実験なのだろうが その経過が見て取れ…

「富士と桜」山種美術館

ちょうどジャスミンが咲く季節になっており、あちこちでいい匂い。 山種でも外の庭にたくさんのジャスミンが花を付けていていい匂いだ。 富士と桜をテーマに集められた展覧会。 山種の所蔵だが10年ぶりに展示みたいな作品が多々あったがそれはなぜそんなに …

「憧憬の地ブルターニュ モネ、ゴーガン、黒田清輝らがいた異郷」 国立西洋美術館

楽しみにしていたブルターニュ展。ゴーガンの「海辺に立つブルターニュの少女たち」以前の 展覧会で確か見たと思うのだがその時に面白かったので今回も楽しみだった。 全体的に私好みで面白かったのだがいまいち体調不良でその点が斬円だった。 現代のイラス…

「東福寺」 東京国立博物館

久しぶりの東博だ。上野の桜は7分咲きくらいか。この敷地にも美しい花が。 目的は「東福寺」展だ。 禅寺の巨刹らしい。京都で前を通りかかったかな?思い出せないが・ 主にお坊さんの姿を描いたものが多く、伝説の絵仏師明兆の収蔵品も展示。 禅のお坊さん…

「芳幾・芳年-国芳門下の2大ライバル」  三菱一号館美術館

落合芳幾と月岡芳年という幕末を代表する浮世絵師歌川国芳の門下生の展覧会。 もちろん国芳の作品も多くあった。 芳年の武者无類シリーズが良かった。 構図やポーズもスタイリッシュで小道具も綺麗で面白かった。 この展覧会はなぜか「警視庁草紙」という漫…

「お雛様 岩崎小彌太邸へようこそ」 静嘉堂@丸の内

先週に引き続き今日はこちらのお雛様を見にくる。 静嘉堂美術館には初めてきた。 こちらのお雛様は色々なもとというより一つをしっかり見せる。 まだ新そうに感じた。 道具類には岩崎家の家紋が入っていてすごい。 牧俊貴の「能彫 梅若六郎能姿羽衣」という…

「三井家のおひなさま」 三井記念美術館

お雛様は雅で以前から好きだったのだが中々来るチャンスがなかったが 今年はこれを見に来ることができた。 三井家代々のお雛様が飾られていて見ていて楽しい。 それぞれのお雛様には持ち主の「お印」が付いていると言うのが興味深い。 皇室みたいにそれぞれ…

「北斎かける百人一首」すみだ北斎美術館

初めて行った北斎美術館。両国駅から十分位で行ける。場所が両国だけに コンビニにお相撲さんがいたりする。 美術館は外観がなかなかモダンで入り口がわかりづらかった。 一月誕生日の人は割引になるらしくラッキーだった私。 今回は百人一首をテーマにその…

「遊びの美」 根津美術館

根津美術館はやはり晴れた日に訪れたいところだが午前中の曇り空から 午後に陽が差してきて気持ちのいい。そして青山のあたりも歩いていてきもちいい。 今回の企画展「遊びの美」のポスターにもなっている「桜花蹴鞠図屏風」も 貴族たちの衣装に目を惹かれる…

「雪松図と吉祥づくし 幸せ運ぶ アートの宝船」 三井記念美術館

久しぶりに訪れたこの美術館。 東京駅から歩いたが駅の中はごった返している。 美術館裏にある日銀は古くて堂々とした西洋建築で散歩していても楽しい。 美術館入り口にはもう正月飾りがあった。 三井家の宝物が展示されている。 北三井家とか室町三井家、新…

「闇と光 - 清親・安治・柳村」太田記念美術館

ここには久しぶりに来た。すごく小さな美術館と思ったが思ったより展示品はあった。 今回も版画絵だ。 小林清親の作品が大多数で、同じ版で色刷りを変えたものも並列していたりして 面白い。 でも圧倒的によかったのおは小倉柳村の作品。 彼は作品も少なく経…

「ヴァロットン 白と黒展」 三菱一号館美術館

大好きなヴァロットン展。サブタイトルには「掘り出されたのは、人間のドラマ」とある。 普通の絵画もあるのだがやはり圧倒的に版画が素敵だ。 館内も光のアートがおしゃれで暖炉の上に蝋燭の陰絵とそれにじゃらつく猫の影絵が あったり屋根に猫の足跡の影が…

「美をつくし 大阪市立美術館コレクション」 サントリー美術館

ここは時間指定なく入れたが混雑もさほどでよかった。 ここもやはり財界人のコレクション寄付によるものが多く、私も自分のコレクションを美術館に提供するような人生を送ってみたかったとまた思ってしまった。 お経などの書もあったが字が粒よりで本当に美…