「老いのレッスン」 内田樹

こちらは若い編集者の悩み相談の程で章が進んでいく もう少し気持ちが軽くなる老いの本だ。 メンターについてとにかく親切であれと言っていた。 弟子の成長のためには萎縮させてはいけない、自己肯定感が低い人間が 厳しい修行に長く耐えられるはずがない。 …

「アンチ・エイジングの思想 ボーヴォワール『老い』を読む」 上野千鶴子

上野千鶴子がボーヴォワールの「老い」を読み解く本なのだが もともとのボーヴォワールの本の内容自体がかなり厳しく読んでいて辛いのだろうが 現実を突きつけられてなかなかハードだった。 かつて日本の航空会社では30歳を越した客室乗務員は地上勤務へと異…

「アンドリュー·ワイエス展」東京都美術館

東京都美術館の「アンドリュー・ワイエス展」に行く。20世紀アメリカ 孤高のリアリズムとある。東京都美術館開館100周年だそう。日本人が好きなアーティストらしいが思ったほど混雑しておらず普通に見れてよかった。 なんてことはないアメリカの田舎の風景な…

「没後110年今村紫紅 日本画の革命児」横浜美術館

今村紫紅の絵はやはり面白いものが多い。歴史絵などもあるし南画風な稚拙っぽい絵も素敵。 雪の朝、短冊支那小景、月の出、宮島詣、舟遊、雨の日本橋などの絵が気に入った。鳥と花木を描いたものや動物なども可愛らしく色合いも美しい。原三溪に絵を気に入ら…

「歌川広重 名所江戸百景 最後の挑戦」太田記念美術館

ポスタービジュアルの大きな鯉登りの絵はあいにく後期だった。広重の構図はやはり大胆で遊び心もあり見ていて面白い。猫が窓の外を見ている「浅草田甫酉の町詣」が見れてよかった。風景の中に筑波山が割と描かれてるものもあり意外だった。松坂屋や大丸など…

「密やかな美 小村雪岱のすべて」 千葉市美術館

今日は14時から学芸員による無料レクチャが30分ほどありそれを聞くことができ内容が把握できてとてもよかった。本の表紙や装丁が多いので実物は小さかったり見にくいのだがスライドを拡大して見せてくれるのでいい。 泉鏡花に見込まれ彼の挿絵や装丁をたくさ…

玉三郎の「風を得て」 真山仁

真山仁の玉三郎インタビューを集めたもの。 真山仁が小説家として出る前ににフリーのライターだったそうでそんな昔から話を聞いてきたらしい。聞き手としての彼は玉三郎に気に入られていたようだ。玉三郎の子供時代の話もフィクションとして書いたものが収録…

「生きる言葉」俵万智

短歌の話ばかりではなく日常の話も多くて面白かった。 最近子供達はスマホやタブレット、ゲームばかりしている。 万智さんの息子さんもゲームをしがちだったのが石垣島に引っ越してからは 外で遊ぶのが忙しくをしなくなったそう。そして島の子供達のたくまし…

「ウジェーヌ•ブーダン展 瞬間の美学、光の探求」 SOMPO美術館

ウジェーヌ•ブーダンはEugène Boudinと書く。ユージーンなんじゃん。荒い筆使いの輪郭のあまりない絵を描く印象だったがとても面白かった。海景画家としてのイメージが強く確かに水辺を描いたものが多かった。だが海や雲の青やグレーの交わりなど明るくて綺…

「黒い古典」大塚ひかり

日本人が必要とした悪の力というタイトルが付いている。古典に出てくる腹黒言葉などを集めた本。 なかなかあけっぴろげに悪意を表現した話も多く今の基準だと引かれる内容もあるがその邪気のなさに惹かれるような。 昔は高貴な人しか結婚しなかったらしく同…

「カール•ヴァルザー」 東京ステーションギャラリー

ステーションギャラリーの「カール•ヴァルザー」展に行く。隣にカフェができたようでそこには長い列が。でもギャラリーは大丈夫だった。私は知らない画家だったが面白そうな絵を描くので興味を持ち今回は東京エリアの美術館周遊券を使う。スイスの画家で挿絵…

「定年後の日本人は世界一の楽園を生きる」 佐藤優

定年後の指南書といった感じか。 書いてあることは割と王道だ。 昔の教科書をまた読むことを勧めている。特に倫理を学びたいそう。 「もういちど読む 山川倫理」がいいらしい。 「もういちど読む 山川世界史」「もういちど読む山川地理」も秀逸だそうだ。理…

「読書する脳」 毛内拡

読書する脳 (SB新書) 作者:毛内 拡 SBクリエイティブ Amazon 図書館のおすすめにあり読んでみることに。 読書が脳にどんな影響を与えるか。 興味深い内容だった。 電子図書も増えているが紙媒体との違いとして画面スクロールやリンクのクリックなどの操作で…

「北斎 富嶽三十六景 井内コレクションより」国立西洋美術館

同じ美術館で北斎もやっていた。西洋美術館では珍しい。 地下の部屋に絵は集まっていたがここは鮨詰め状態の混雑だった。

「チュルリョーニス展 内なる星図」国立西洋美術館

雨の中国立西洋美術館で「チュルリョーニス展」を見る。上野は桜の花盛りのせいか雨の中でも花見客はたくさんいた。知らないアーティストだったが幻想的なポスターに惹かれて見に来る。 日曜ではあったがそこまで有名じゃないしとたかを括っていたら思ったよ…

「原田マハのポスト印象派物語」 原田マハ

原田マハのポスト印象派物語 (とんぼの本) 作者:原田 マハ 新潮社 Amazon ポスト印象派5人の画家の短編と紀行文。ブルターニュなどの風景写真や 絵画もたくさん載っているので現地に行って旅をしている気分になる。 主人公がカフェで氷入りのシャンパンを飲…

「鹿子木孟郎 不動の油画道」 泉屋博古館東京

溜池山王から歩いて来たが桜坂では桜が満開でこんなに桜があったのかと思った。今日はいつもより歩いている人がたくさんいた。 鹿子木孟郎という画家は知らなかったがとても楽しめた。吉田博達とアメリカで個展をし、そこでの収益でヨーロッパに行ったそうで…

「ねえ、ろうそく多すぎて誕生日ケーキ燃えてるんだけど」ジェーン•スー

ねえ、ろうそく多すぎて誕生日ケーキ燃えてるんだけど 作者:ジェーン・スー 光文社 Amazon 女性雑誌美STでの連載なので美容系記事多め。 ボトックスやらハイフやらの美容医療も割と受けているようでちょっと意外だったが面白かった。 寝ている時の食い縛りは…

「飼い犬に腹を噛まれる」彬子女王

飼い犬に腹を噛まれる 作者:彬子女王 PHP研究所 Amazon 飾らないご様子で親近感を持ってしまうが時々出てくる宮中行事などか雅な印象でやはり皇族の方なのだと思う。 新嘗祭はその年に収穫された新穀を天皇陛下が、天神地祇にお供えになりお自らも食される行…

「歌仙在原業平と伊勢物語」 三井美術館

ロビーでは鯉のぼりが飾られていた。三越柄もありかなり明るくて楽しい。 伊勢物語も業平の歌もよく知らない私でも聞いたことのある歌がちらほら。物語を描いた絵も面白かった。伊勢物語も改めて読んでみたいと思った。そしてこの当時の人はこんなにいつも恋…

「AIを使って考えるための全技術」石井力重

AIを使って考えるための全技術――「最高の発想」を一瞬で生み出す56の技法 作者:石井 力重 ダイヤモンド社 Amazon 最高の発想を一瞬で生み出す56の技法というサブタイトルがついておりAIにどんなふうに質問、指示をすれば的確な情報が得られるか、その技法…

「大河ドラマ入門」小谷野敦

大河ドラマ入門 (光文社新書 442) 作者:小谷野 敦 光文社 Amazon 色々な大河ドラマについて俳優やストーリー、脚本、原作、音楽など書いてあり当時は知らなかったことも。私は「黄金の日々」が好きだったのだが貫禄のあった丹波哲郎が当時初大河だったとは。…

「クロード•モネ 風景への問いかけ」アーティゾン美術館

ここは事前予約制の上にモネ展の混雑は特にすごいようで先まで予約はいっぱい。ちなみに今日の分は売り切れと美術館に表示が。私の持っている券は予約なしで行けると書いてありそのまま行く。ちなみにネットで予約すると割引になるようだ。 東京駅から少し歩…

「海峡に立つ 泥と血の我が半生」 許永中

海峡に立つ:泥と血の我が半生 作者:許 永中 小学館 Amazon ロマネコンティの特集番組であるコレクター(お店?)のワインが許永中のコレクションだったものを競売?で買ったものというのがありお店ができるくらいのロマネコンティを持っていたとはどんな人だっ…

「アートオブスペンディングマネー」 モーガン•ハウセル

アート・オブ・スペンディングマネー: 1度きりの人生で「お金」をどう使うべきか? 作者:モーガン・ハウセル ダイヤモンド社 Amazon 「サイコロジーオブマネー」の著者による著作だったので興味を持ったのだがタイトル通りお金の使い方についてが書いてあり…

「トワイライト、新版画 UKIYOE」 三菱一号館美術館

新版画好きの私は楽しみだったが地味だからあまり混まないかとたかを括っていたら混んでいた。小林清親もいいが、川瀬巴水の方が好みで、さらに伊東深水の作品もあったがこれがすべてよかった。どの版画もやはり雪や雨などの風景がやはり素敵だ。 チャールズ…

「マンガと図解でわかる世界のエリートはなぜ『美意識』をきたえるのか?」 山口周 マンガPECO

マンガと図解でわかる 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 作者:山口 周,PECO 光文社 Amazon データや情報、数字などサイエンスから導く答えは同じになりがちで差別化できない。 複雑で不安定な世界ではそれだけではビジネスのかじとりができない…

「ロックフェラー・コレクション 花鳥版画展 北斎、広重を中心に」千葉市美術館

今日は春の陽気で暖かい1日だった。この展覧会は今月中だったのでこれに行く。千葉駅から歩いて15分くらいとあり、何度も来ているのに毎回Googleマップなどを見ては悩みながら行ってしまう。 ロックフェラー夫人が蒐集していた浮世絵版画の展覧会だ。昔は浮…

「SISTER “FOOT” EMPATHY」 ブレイディみかこ

SISTER “FOOT” EMPATHY (集英社ノンフィクション) 作者:ブレイディみかこ 集英社 Amazon empathy の意味を考えさせられるブレイディみかこさんの本。 ここで紹介されているBBCのドラマ「2034 今そこにある未来」 みかこさんがみんなに薦めているそうで興味を…

「ザ・ランドロマット パナマ文書流出」

配信で見た。 メリル・ストリープ演じる主人公の女性は夫と旅行中にボートの事故で 夫を失くす。当初は大きな保険金が入るとの話でそのお金を当てにして ベガスの高層マンションを買おうとするがその後保険金はほぼないと わかる。保険会社が詐欺だった。 納…