映画「サークル」

 

ザ・サークル [Blu-ray]

ザ・サークル [Blu-ray]

 

 巨大IT企業に就職できた女の子が会社の考えに狂信的になり

どんどんとエスカレートする様がとても怖い。

大人たちにいいように利用されている。

自分の24Hを公開することになってスター扱いされるうちに

起きた突然の友人の事故は衝撃的。

NHKのドラマ「フェイクニュース」でもそうだが

一番一般人が怖い。

若い子がスマホの打ち込みを両手を使ってやっているのが

最近の子だわと感じたり・・

英語の方が打ちやすいが日本語で両手打ちは難しい。

「ウォーターゲーム」 吉田修一

 

ウォーターゲーム

ウォーターゲーム

 

 産業スパイシリーズなのだが、毎回出てくるメンバーの名前とか

素性を忘れてしまうのはあまり興味がわかないせいか?

今回出てくる女スパイアヤコはまるでルパンの不二子のように

美人でグラマー色っぽくずる賢く敵か味方かわからない。

ドキドキハラハラの展開が続きミッションインポッシブルのようだった。

「京都大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」 東京国立博物館平成館

 

途中のフェルメール展の大行列をしり目にここに来たら

待ちもなく入場できてよかった。

大好きな快慶展だが、定慶、行快など作品も多かった。

 

定慶作の重要文化財指定の六観音は圧巻。

保存状態もよく繊細な彫りも美しい。

そのうちのひとつがこれだ。

 

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今回は半分でDUCHAMP展もやっており展示物が少なく残念。

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上野の森が気持ちいいのは巨木が多いせいか・・

歩いているととても気持ちがよく癒される。

「ピアノシリーズ2018 音楽の至宝Vol.6 GEIDAI meets TOHO」東京藝術大学奏楽堂

芸大の奏楽堂でやると聞いて古い方の建物かと思ったのだが

それは改修中で、大学構内に立派なコンサートホールがあり

それが奏楽堂だった。

秋の天気のいい日で過ごしやすく芸大に続く道は静かで緑も多く

気持ちがいい。

大学に入ると守衛のいる小屋がまるでお寺の小屋のようで

古い趣のある建物でちょっと感動。

 

今回はサブタイトルに「藝大ピアノ科と桐朋弦楽科教授陣による

フランス室内楽の午後」となっており、芸大と桐朋の先生方の

共演だ。14時開演だったが、入り口にかなり長い列があり

ホールにもたくさんのお客さんが入っており大盛況。

学生さんも多かった。

 

ドビュッシー ヴァイオリンとピアノのためのソナタ

ミヨー ヴィオラとピアノのための4つの顔作品238

ミヨー 2台のピアノのためのスカラムーシュ作品165b

ラヴェル ヴァイオリンとピアノのためのツィガーヌ

ラヴェル 2台のピアノのための序奏とアレグロ

ドビュッシー チェロとピアノのためのソナタ

フォーレ ピアノ5重奏曲第2番ハ短調作品115

 

ミヨーの2台のためのスカルムーシュがよかった

二台のピアノは演奏に深みと奥行きがでるのだな。

「のだめ」でオーケストラの練習にピアノ二台でラフ2を

演奏するというシーンがあったが、またこれを聞きたくなった。

 

 

 

 

「小川典子 ピアノ・リサイタル」 ミューザ川崎シンフォニーホール

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このホールには初めて来たが川崎自体が都会で驚く。

JR駅付近は最近整備されたのかもだが、駅ビルもあり、飲食できるところも

多い。

ミューザ川崎のホールもモダンで曲線が多様されており、

デザインが変わっていて面白くステージ後ろにも客席がある。

パイプオルガンまである。

今回はホールアドバイザーである小川典子による企画で

ドビュッシー没後100年記念のリサイタルで全曲ドビュッシーだ。

全曲ドビュッシーというのはなかなかやらせてもらえないと

ご本人が言っていた。

 

 【曲目】

版画

映像第一集

映像第二集

前奏曲集第一集

喜びの島

 

ドビュッシーは現代絵画のようだ。

「月の光」は何回も演奏されるだけあるな。

 

 

世界のエリートが実践している目のつけどころ ものの考え方」 相川秀希

 

 

世界のエリートが実践している 目のつけどころ ものの考え方

世界のエリートが実践している 目のつけどころ ものの考え方

 

 筆者は早稲田塾を設立した人らしく、塾を運営する人とは

思えないほどいろいろな人と交流があり、

彼らと接して学んだことを記している。

現在は教育に関して手広く活躍されているようだ。

「京都醍醐寺 真言密教の宇宙」  サントリー美術館

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密教というと激しい仏像が多そうでそれはそれで楽しみだったが

快慶の不動明王坐像があった。不動明王なので勇ましく怖い外観だったが

それでも解説のみうらじゅんいとうせいこうらがお顔がどことなく

優美と言っていたので、やはり快慶の作品展は見てみたい。

 

醍醐寺は尊氏、後醍醐天皇ともゆかりがあり大河の

足利尊氏が見たくなった。物語にでてくるだろうか?

やはりお寺は政治とは無縁ではいられなかったよな・・

のちに秀吉とも縁があった。

 

俵屋宗達の「扇面散図屏風」は金箔の屏風に華やかな絵の

描かれている扇が並んでいるのだが、とてもきれいでよかった。

三宝院障壁画 柳草花図も柳が全面に揺れているのだが

これは華やぎのない地味な絵柄でそれはそれで美しかった。