「藤田嗣治展」 東京都美術館

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上野駅でいつもと違う出口から出て不忍池沿に歩いていると

ちょっとした旅行に来たような気分になる。

東照宮近くから森に入ると一時的に人気もなくうっそうとした木々に

囲まれ森林浴をしているような静かな気分になっていい。

秋めいた湿気のない涼しい時間だった。

その後はすぐに日曜日らしくいつもの大混雑の上野の森に。

 

藤田はもともとは興味がない画家なのだが、ある日今回の展覧会に

出品される宗教画をみてみたくなった。

ほかにもらしくない絵が多い展覧会だった。

モジリアーニっぽい女、奈良美智っぽい子供、素朴な油彩の初期風景画、

キュビズムもろの絵など。

それにしても彼はさまざまな女性と生涯にわたって恋愛を

してきたようなのでもてる男性だったのだろう。

何人もキーになる女性が出てくる。

 

面白い展覧会だった。

 

 

 

映画「トゥルーライズ」

 

 凄腕の諜報部員ハリーは家庭ではパソコンのセールスマンと偽っている。

ある日妻の浮気を疑った彼は職権乱用で浮気調査をしていた途中に

ふとしたことから妻と一緒にテロリストに捕らえられてしまう。

アクションコメディで面白い。

バトルシーンも「これはないだろう」の連続で面白い。

妻役のジェイミー・リー・カーティスは胸が大きくてスタイルがいいのは

知っていたが、彼女が下着姿になるシーンではあまりの美しさに

びっくりした。とっくにお腹のあたりがきゅっとしまっており

足も長く美しい。筋肉がきれいに乗っているのが特に美しいのだろう。

この映画の一番の印象はそれだった。

「マジ文章書けないんだけど」 前田安正

 

マジ文章書けないんだけど ~朝日新聞ベテラン校閲記者が教える一生モノの文章術~

マジ文章書けないんだけど ~朝日新聞ベテラン校閲記者が教える一生モノの文章術~

 

 朝日新聞校閲事業部長の書いた本ということで

興味を持ったのだが私の想像していた内容とちょっと違った。

文法とか「てにをは」について主に注意点が書いてあり

内容はわかりやすいのだが、なんとなくピンとこない私。

 

●一つの文には一つの要素

●人間は「状況」に応じた「行動」をして「変化」する。

思考の組み立てがおかしいと思ったらこれに照らし合わせて考える

5W1Hで一番大切なのはWHY そこを意識して書く

読む人がなぜと思うところをきちんと説明する。

 

読み返して応用するときっといい文章が書けるのだろうが

まずは「状況」「変化」「行動」に自分の文が

分解できるかやってみよっと。

 

「クリスマスを探偵と」 伊坂幸太郎

 

クリスマスを探偵と

クリスマスを探偵と

 

 この真夏にクリスマスになったのはこのタイミングで図書館から

リクエストが届いたからだ。

 

クリスマスに浮気調査をしている探偵がベンチで張り込み中に

見知らぬ男に話しかけられ、いつしか自分の子供時代のクリスマスの思い出を

話始める。

子供らしい絵本のようでも大人向きなので浮気調査などでてくるが

最後は絵本らしくやさしい終わり方だ。

「ミケランジェロと理想の体」 国立西洋美術館

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35度はあるかと思われる暑さだったが、以前使っていたお天気付きアプリが

仕様が変わったので載せられず残念。

 

この展覧会の前売りをチケットショップで買っていたのに、おとといまでの

期間限定だったため、使えず(涙)

100円だけおまけの券を入り口では売ってくれた。

 

ミケランジェロの名前がついているが、ほとんどはギリシャ・ローマ彫刻が

展示されている。ミケランジェロルネッサンスに影響を与えたらしい。

今回は「ダヴィデ=アポロ」という未完の彫刻が目玉だったのだが

やはり私は粗削りのものより完成形が見たいな~。

そして大理石はラメのように角度が石が光るのがきれいだ。

映画「ディストラクション・ベイビーズ」

 

 まず柳楽とだーすーが同い年設定とは驚く。

むしろ弟役の虹郎と同級生でもありかも。

柳楽優弥の方がずっと大人びて見えた。

 

方言で話しているせいもあるがところどころせりふがすごく

聞き取りずらかった。

柳楽優弥はせりふがほとんどないため余計不気味感が醸し出される。

暴力シーンが多いせいもあるが見ていて不愉快になるシーンが多数ある。

でも虹郎がかわいいから見ることにしたんだった。

「優しい死神の飼い方」 知念実希人

 

優しい死神の飼い方 (光文社文庫)

優しい死神の飼い方 (光文社文庫)

 

 これも友人から借りたので読んだ本。

 

死神が地縛霊になりそうな人間を無事に死ねるように手助けすべく

地上に降りる。行先は末期のがんに侵されているような病人ばかりの

病院で、しかも病人たちはひとくせもふたくせもあり、

病院自体にも秘密があるようで・・

 

それぞれの病人に過去があり、犯罪者だったり、裏切られて

傷ついた画家、みんな何かを隠している様子。

以前にこの家に住んでいた資産家一家とみんななにかしら

関係があることがだんだんとわかってくる。

この一家は子供が病気で日光にあたることができないため

いつも夜中に出かけているので、周りからは不審に思われているのだが

子供思いのいい一家なのだが、強盗に押し入られ殺されてしまう。

このあたりの話は胸が痛くなる。

 

犬として地上に潜入している死神が病院長の娘で看護師の

女の子と病院と患者たちを救うべく奮闘する話なのだが

救うというのは強盗から救うということもあるが精神的にも救っていく。

 

最後はちょっとできすぎな感じの終わり方だがそれでいい。