「小山実稚恵の世界」 ピアノで綴るロマンの旅 第24回 2017年秋 ~永遠の時を刻む~

12年間のコンサートがとうとう最終回だ。

始まった頃は果てしない先と思っていたが、あっという間に最終回で驚く。

 

バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1巻より 第1番 ハ長調BWV846

シューマン 3つの幻想的小品 作品111

ブラームス 3つの間奏曲作品117

ショパン ノクターン第18番ホ長調作品62-2

ショパン 子守歌変ニ長調作品57

ショパン マズルカ第49番ヘ短調作品68-4

ベートーヴェン ソナタ第32番ハ短調作品111

 

次回はアンコールということで今までやった曲からアンケートを取っている。

何を演奏してくれるのか楽しみだ。

「縁見屋の娘」 三好昌子

 

 縁見屋の娘は代々26歳で亡くなるという。

お輪は自分のいく末を案じている中謎めく修行者と出会う。

 

時代劇ミステリは好きなので期待していたのだが、

もっとラノベちっくというか、私の期待とは違っていて残念。

 

映画「スティーブ・ジョブズ」

 

 まず彼に子供がいたことが驚いた。

そして彼自身がプログラマーだったりするわけではなく、

製品のアイデアを出して、それができる人に作ってもらう。

オーケストラの指揮者のように自分を例えているシーンがあったが

まさにそうなのだろう。

それであそこまで上り詰めたことはすごいし、今のアップルも彼の遺産が

亡くなった時にどうなるかと言われているがそれほどすごい人なのだ。

 

性格はびっくりするくらい悪いがそれも必要悪なのか。

映画「ある天文学者の恋文」

 

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 映画の紹介番組でみて興味を持つ、

この映画はトルナトーレの作品なのだ。

ジェレミー・アイアンズ扮する天文学者は病気で亡くなる前に

恋人にたくさんの手紙やメールを死後に届けるように手配をする。

 

このカップルは年が離れすぎ、お互い好きすぎでなんとなく違和感。

イタリアの湖畔の別荘がでてくるのだが美しすぎてこのシーンが一番好き。

ヒロインは美人に見えるときとそうでない時がある。

シャワーの中でうつろに座り込むシーンがありその裸体が彫刻のようだと

映画の感想で言われていたが、彼女がモデルになってかたどりをした

彫刻が映画の中で展示されていたがそれは本当に完璧な肉体だった。

ジェレミーが自撮りのビデオをとって彼女に送り続けるのだが、

最後のビデオでは後ろ姿のみの撮影になっているほど弱っているのに

しっかりスーツを着ていてイギリス男。

映画「コンサルタント」

 

 すごく面白かった。

闇商売の人を主に相手にしている会計士が堅気の企業の不明会計を調べるために

雇われそこで知り合った女性社員と事件に巻き込まれていく。

 

専門用語も多く難しい内容の場面も多いのだが、この主人公はターミネーターばりに

感情を持たずたんたんと仕事をこなしていく。

幼い頃の父親のスパルタ教育や自閉症であることなどもあり、大変な思いをして

今の肉体と仕事を持つのだが、心の優しいところもあり、その辺も深く

考えさせられる。

それにしても数学に強い人の頭の中はどうなっているのだろうか?

 

ここでもJKシモンズが活躍。すごくたくさん映画に出ているな。

映画「ラストレシピ~麒麟の舌」 

 

 

満州パートの料理人西島秀俊を支える奥さん役の宮崎あおいが素晴らしい。

やけになったり、悩んだり、自己中だったりしている

主人公をなだめ時に厳しく励まし導く様が菩薩のようだ。

一方の現代パートの二宮和也はもっと排他的に生きているのだが

彼に対するあおいちゃん的人は施設での幼なじみの綾野剛だ。

彼は奥さんのようにわかりやすいサポートではないが、つかず離れず

所々で接触をしていくのだが、なかなか主人公の態度は改まらない。

そんな中彼は思い切ったことを決意する。

 

綾野剛はそんなにたくさん出るわけではないが

思いのほか重要な役であった。

 

 

「開拓者たち」かい

 

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 満島ひかりが主人公で戦時中に満州に開拓に行った人々の人生の変遷を

描いており大河のようだ。

新井浩文がいい人でちょっと珍しい。

満島ひかりの弟役で綾野剛が出ているのだが、無垢な感じで本当は彼女より

年上なのだが、ちゃんと弟らしくなっていた。(しかも結構年下設定のような)

雪の中ウサギかなにかを弟たちと捕獲するのに様子を見ているところなんて

本当に愛らしい。

 

ところどころ実際の開拓者たちの証言を挟んで展開するのだが

見ていると戦争の不条理に怒りと悲しみを感じる。

映画「64」にもでていて目についた金井勇太がいて今回も注目。

いい俳優さんだな。

このドラマでは中国との戦争を主に描いているのだが、中国人を悪く描いておらず

その点もよかった。