映画「シン・ゴジラ」

 

シン・ゴジラ

シン・ゴジラ

 

 パニック映画としてもそれなりにドキドキできたし面白い。

誰かも書いていたが、政府の危機対策の仕組みが覗けたのが

興味深かった。

セリフも早口で難しい内容もちょいちょいあり聞き取りづらいのは

私が年を取ったから!?

野村萬斎ってどこに出ていた?

「武曲」 藤沢周

 

武曲 (文春文庫)

武曲 (文春文庫)

 

 映画だけだとわからないところが、その前後の説明もありわかりやすい。

映画はかなり背景やセリフがはしょられて唐突に感じるられる。

 

本も始まりはアル中から抜けた状態の研吾なので、映画よりはるかに

真っ当な人物然としていたが、途中はまたアル中に戻り

現実と幻想を行ったり来たりしていた。

 

本はより剣道の専門的なことが書いてありそんなに派手な内容ではないし

この原作を映画にしようと思ったのはなぜだろうとふと思ったりして。

 

映画「銀魂」 新宿TOHO CINEMA

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14日は東宝の劇場が割引になるのでふと入ってみたら今日が初日だった。

 

原作も何も知らないままに入ってみたがそれなりに楽しめた。

銀魂というより福田作品という印象だからか。

とにかくいろんなパロディが入っているので、元ネタをいかに知っているか

によって楽しめ具合が違うかもしれない。その意味では日本国内向けかも。

劇場内では笑い声がかなり上がっていたので今の人たちにはとても受けているの

だろうと思う。私も声を出して笑ったところもあったし・・

 

岡田将生の長髪も意外に違和感なく可愛い。

柳楽優弥の土方もかっこいい。

新井浩文の岡田が独特のねっとりした悪人の存在感がすごい。

基本お笑いのこの作品で彼のところだけマジだった。

 

最後はなんだか続きそうなどうとでも取れそうな終わり方。

UVERworldの曲もかっこよかった。

 

映画「ハドソン川の奇跡」

 

 この事故があった時ニュースは見たと思うが、英雄キャプテン扱いだったと思う。

その陰でNTSBにこんな風に調べられていたとは驚きだ。

もちろんこうやっていろいろ検証するというのは大切だと思うが。

 

見ていて気になったのが「メーデー」と「カクタス」

後で調べたらメーデーとは遭難信号らしい。

船で救出の人たちもクルーは「メーデー」と呼んでいたし、

パイロットも不時着の時に交信で言っていた。

 

そしてカクタス。

これはUS airwaysの慣習コールサインらしい。

どの航空会社もあるのだろうか?

 

 

「N響オーチャード定期 第95回」 オーチャードホール

指揮 マルティン・ジークハルト

チェロ クレメンス・ハーゲン

コンマス 篠崎史紀

 

コンマスの麿は久々な感じだ。

 

エルガー チェロ協奏曲

ブラームス 交響曲 第1番

 

曲が始まってからはっとした。

これは私がずっとコンサートで聞きたいと思っていたエルガー

チェロ協奏曲ではないか?!

コンサートでチェロ協奏曲といえばドボルザークが多くなかなかこれが聞けない。

ジャクリーヌ・デュ・プレ」の映画を見てからずっとフルで聞いてみたかった。

美しい旋律のいい曲だった。

ブラームス交響曲も私が聞いたことがあるくらい有名な曲だった。

 

落ち着きと哀愁のある音色を出すチェロはいいな・・

あれもストラディバリウスかしら?

「犯罪小説集」 吉田修一

 

犯罪小説集

犯罪小説集

 

 この本は犯罪がモチーフになっているが、実際の事件をヒントにしているものが

多いようでどこかで聞いたことがある内容だったりする。

どの話も短編なのでうまくまとめられているのだが、犯罪を犯すものたちも

一方的な悪人ではなく切なくなる。

ギャンブルにおぼれる「百家楽餓鬼」はお金持ちもボンボンがギャンブルに

のめりこみ会社のお金に手を出していくのだが、主人公のボンボンは

凄く真っ当で混乱する。子供の時からいつ道を踏み外してもぐれても

おかしくない状況なのに冷静に物事を見極め、まともに成長し

大人になって結婚するときもトロフィーワイフ風よりも

ちゃんと尊敬できる女性を選び、自分も一緒にアフリカのキャンプに

ボランティアに行きやりがいを感じたりしている。

そんな彼が中毒のようにギャンブルにのめりこんでいくのに

些細なことがきっかけなのだろう。

 

小さな女の子が行方不明になる「青田Y字路」も終わり方に余韻があり

映画を見ているよう。

 

とても面白く読めた。

やはり吉田修一って好きかも。

映画「セトウツミ」

 

セトウツミ

セトウツミ

 

 池松壮亮ってこんな高校生役をやっても違和感がないくらいなのに

今までたくさんのエロシーンをこなしてきた俳優なのよねと

思いながらみた。

本当に二人でだらだらしゃべっているだけの映画だ。

でもちゃんと間が持つ。

菅田将暉も関西人なので安心してみていられる。

彼のかーちゃんもいい。