「離婚しようよ」

 

ネットフリックスで見たがすごく面白い。

コメディとしても面白いしお仕事ドラマとしてもラブストーリーとしても楽しめる。

クドカン大石静の共同作らしいがどうやって書いているのかと思ったが

前半がクドカン、後半は大石静って感じだろうか?

クドカンって最初と途中はすごく面白いのに最後がグズグズになる作品が

多いなと思っていたが今回は最後まで良かった。

途中必ずしも視聴者の期待通りにいかないのもそれはそれでいいし。

仲里依紗松坂桃李もいいキャラで他のキャラも立っているし

すごく楽しめた作品だった。

ところで女優さんてキャスケットをよく被る印象だがここでも仲里依紗

よく被っていたな。

「中尊寺金色堂」東京国立博物館

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何だかすごく混んでいる。他の日に来たら外まで並び40分待ちだったので

その時は諦めた。通常東博の小さい展示場ではここまで並ばないので驚いた。

Xでも混み状況とポストするアカウントがあるほどだった。

そんなにみんな見たいの?

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4時過ぎに行って外の待ちはなく入れたが中はやはり混雑をしていた。

ここでも金色が多用されている。仏教と金色に関しての関係を調べてみたい。

「磯田道史と日本史を語ろう」 磯田道史

 

思いがえず対談集ばかり続いてしまった。

 

こちらは磯田道史阿川佐和子、杏、堺屋太一浅田次郎養老孟司半藤一利など

さまざまなジャンルの人と歴史について語る

 

信長がどれだけすごいことをしたかというのが語られていたが

当時は考えられないような規制の緩和などを大胆に行ったことについ

説明もあり私でも納得できた。

 

自然科学的な目で日本人を見るところも興味深い。

やはり大陸の生き物の方が強い、それは競争が激しい中生き残流くらい強いから。

10倍の面積で生き物の種類数が倍になるといった発想が自然科学にはあるそうだ。

ダイバーシティが強いといのはこういった考えもあるのね。

 

信長の時代に盛んに交易を始めた日本が鎖国に進んでいくのは

キリスト教が広まると武士の考え方と相反する、徳川家が日本を

治めるのに都合が悪いからということだったようだ。

外国と交易が始まった当時から国を開いていたら今はどうなっていただろうかとも

思う。

「天皇愛 ラブストーリー」 辛酸なめ子 堀江宏樹

 

 

サブタイトルには「一冊でわかる歴代天皇、その愛の軌跡」とあるように

歴代の帝、天皇達の愛の歴史を描く。

対談形式ですすむのだが神話の時代、古代、中世、近代など

歴史物を読んでいるようで面白い。

平安時代では女性関係が華やかな人は同性関係もお盛んというのは

恋愛体質、人たらしは誰だろうと好きになってしまうのね。

「闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由」 ジェーン・スー

 

 

対談集なのだが軽い読み物だろうと手に取ったら

なかなか読み応えのあるすごく興味深い内容満載で

いい意味で驚いた。スーの深い洞察のなせる技?

 

大草直子さんは「下から国立」の優秀女子。

国立育ちには下から私立の子女とは異なる特殊な性質があるというのも

知らなかったので興味深かった。

大草さんの小学校は六年間クラス替えがなかったというのもびっくり。

小1からのヒエラルキーが高校まで持ち越され、スポーツが

できる人がリーダーになったり。高校で外部から入った人達は

学力などが超優秀で差が付いてきてしまうよう。

そんな実態があるとは。

 

一条ゆかりの作品のための調査の鋭さにもびっくり。

観察力が凄まじい。一流のマーケティング力でビジネスにも

流用できるだろう。

世界中のZARAを見て各国ごとに売れるものを戦略的に変えて

ニーズに合わせていることなども具体的に話していたり。

勉強と調査への情熱がすごい。

そして自分は自分の最大の味方になるというのが徹底していていい。

 

とにかく読んでよかった本だった。

 

「ベートーヴェン捏造」 かげはら史帆

 

宮部みゆきも推薦していたらしく興味を持った。

ベートーヴェンの今のイメージは自伝を書いたシンドラーによる

捏造があった?

歴史ノンフィクションらしい。

なかなかせこいシンドラーの様子がこれでもかと書かれているのだが

彼は彼でそれなりに成功しているようなのもすごい。

リストも出てくるのだが彼は華麗な人生を送っていたのかと思ったら

意外にも晩年は苦労があったり、チェルニー演奏家として

ベートーヴェンに頼まれるくらいの名手だったというのも

知れて興味深かった。

そしてベートーヴェンってこんな一生だったのねとも知れたし。

映画「最後まで行く」

藤井道人監督の作品。

岡田准一が行けてない刑事役で事件に巻き込まれ自分も事件をおこし

ずっと逃げ回る。最後までハラハラな展開だ。

綾野剛が監査官の役なのだが暴力的でこっちも怖い。

でも結婚式の衣装がスタイルのいい彼にやたらと似合い眼福。

スーツとか綺麗めのファッションが多いのでちょっと珍しくて

その点も良かった。

奥さんその後どうなったのかしら?